夢のあと【宮司 ゆうり】

お久しぶりです、宮司です。

皆様いかがお過ごしですか。

 

今週末から9連休の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は先日お仕事の視察で関東に行って参りました。その際に、予定より早く打ち合わせも終わり、どう過ごそうかなと考えていたのですが

ふと目についたスカイツリーに登ってみることにしました。

視界には入っていても、そこからどんな景色が広がっているのか気になって。

地元の名跡もいつでも行けるからと思っていると実は行ったことがないなんていうのもよくある御話かとも思うんですが

この時ばかりは、行ってみようと足を延ばしてみたくなったのです。

というのも、少し前にNHKのプロジェクトXでスカイツリーに携わった方々の実録を拝見して

その余りのものづくりへの誇り高い姿勢に、同じ時代を生きるものとしての矜持を感じました。

 

特に感動した場面は、鉄塔をくみ上げていくにあたって、3社の鳶職が順を追って作業していくのですが

はじめは互いに足を引っ張りあうような殺伐としていた現場が、徐々に息があっていき

互いの持ち場を超えて仕事を共有し、ひとつのものを目指すその美しさに、すべての仕事でいえるような清らかさを見たのかもしれません。

他にも、鉄板を加工する工場長の覚悟や、全体を統率する現場監督の苦労と挑戦のドラマにも目を見張るものがありました。

 

と、言うわけですっかり影響を受けていましたので(笑)

半ばこれは使命感にも近いものをもって展望台へ

 

遠く離れた関東平野までは霞で見えませんでしたが

この時代の今、ここに生きる人たちの手で確かに作られた街の様相を見ることが出来ました。

飛行機で窓際でみる、いろいろな大地の形を見るのが好きな私にとっては、

機体の揺れもなく、しばらく眺めていられるこの場所はとても好きな時間になりました。

 

きっと夜にみるこの景色も格別でしょうね。

いつか、大切な人とまたここの景色を眺められたらどんなに素敵だろうなと思いを馳せる時間になりました。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうござます。

それでは、よい連休をみなさまお過ごしくださいね。宮司

J-mama

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