秋。。。

皆さま、お久しぶりです。鳳稀です。
暑かった夏から秋になり、一気に肌寒くなりましたね。
朝夕の秋風が心地よく何でもできるような気がしてきてしまうのは
私だけでしょうか。(^^)
秋と言えば、食、芸術、スポーツなど・・・
さまざまな言葉と結びつきますが
私は最近読書に凝っております。
読書の秋、と言われるようになったのは古代中国の漢詩が由来だそうで、
詠んだのは唐代の詩人として高名な韓愈で、学問の大切さを伝えています。その中に以下のような一説が登場します。
「時秋積雨霽、新涼入郊墟。燈火稍可親、簡編可卷舒。」
これを日本語に置き換えると、「秋になり長雨があがって空も晴れ、涼しさが丘陵にも及んでいる。ようやく夜の灯に親しみ、書物を広げられる。」というような意味です。
この一説がきっかけで、涼しい秋の夜は読書に適しているという考えが浸透したと言われています。昔の人も、暑い夏が終わってゆっくり読書できる秋を心待ちにしていたのかもしれません・・・
気になったので今回調べてみました(^^)
最近私が読んだ本で印象に残っているのが
福岡伸一さんの『ナチュラリスト』という本です。
-常に変化を続け、一見無秩序に見える自然。その本質を丹念に探究し、
動的平衡の生命観に迫り尊ぶ人たちの軌跡を福岡ハカセが追う。
ウォルター・ロスチャイルドにドリトル先生、恐竜、昆虫、化石を追う人々。
NYで培った知見を活かし、英国、そして日本を代表するナチュラリストたちを訪ね歩く。
生命の根源にやさしく触れる一冊。(HPより)
生命とは何か、を追究してきた著者の幼少期から現在に至るまでに出会い影響されたナチュラリストたちを辿る旅。
メンターともいえる先人への憧憬が印象的に描かれ、物語を読むような懐かしささえ感じられます。
ナチュラリスト、という自然の精妙な美しさに気付ける、そんな大人でありたいな、そう思わせてくれる著書でした。
花鳥風月を眺めながら、いろんなことに思いを馳せ生きましょう。
まだまだ寒暖差のある日が続くことと思います。
皆さまお身体に気を付けて、温かくしてお過ごしくださいね。
鳳稀