愛知県津島市の絶品お菓子

平安時代から伝わるお菓子が津島市に代々伝わっているのをご存じですか?
その名も「あかだ」と「くつわ」
元々は平安時代に弘法大師が疫病を鎮めるため、
油で揚げた米の団子を津島神社に供えたのがはじまりと言われています。
津島神社は厄除けの神、牛頭天王(ごすてんのう)を祭る由緒正しい神社。
あの津島神社も歴史をさかのぼると、すごい神社だったんですね。
この団子が「あかだ」の始まりと伝えられ、
食べることで疫病にかからないと信じられてきました。
ちなみに名前の由来は薬師如来が持つ薬壺の中の薬「アキャダ」がなまったとも言われています。
江戸時代には津島神社の門前で売られ、大勢の人が買い求めたそうです。
やがて、一年の幸を願う「ちのわくぐり」にちなんだ「くつわ」が作られ、
あかだと共に津島の名物になっていったそうです。
その「あかだ」と「くつわ」、いまでも津島神社の門前で売られています。
製法は昔からずっと変わらず、団子を油で揚げただけ、何の味付けもされていません。
さらにとにかく固いんです。大げさではなく歯が折れそうなくらい固いんです。
ですが噛めば噛むほど味わいが増し、やめられなくなるのも事実。
実際いまでも、全国から買い求めにやってくるそうです。
スナック菓子ばかりでなく、
たまには1000年以上続く伝統のお菓子を味わってみてはいかがですか?