井戸茶碗の美しさと【宮司ゆうり】
こんばんは、宮司ゆうりです。
皆さまいかがお過ごしでしたか?
私は先日、友人の作家さんにお誘いただき
東濃の作家さん達の合同展に足を運んでまいりました。
井戸茶碗とは、朝鮮半島で製作された高麗茶碗に対する日本での茶道具の総称です。
今回の展示でも濁白色の陶土に、淡い乳白色の釉薬が施された色彩のグラデーションが美しく表れていました。
とても大きな窯で焼き上げられているそうで、窯の位置によって焼成温度が変わり
その差異によって灰のつき方や釉薬の溶け方など無数のバリエーションが生まれるとか…。
自然が生み出すものはとても美しいですね。
ときにそれがひとの世の脅威にもなりうるのですが、私は怖さと美しさは表裏一体だと思います。
置かれた場所で、当てられる温度で、様々な表情をみせる陶のように
様々な表情をあなたにお見せしたいと思います。
それでは、お会いできるのを楽しみにしております。
宮司ゆうり